トキです。
近年、若者を中心に「湯船に浸かるのは面倒だ」「水道代やガス代がもったいない」という理由で、シャワーだけで済ませてしまうシャワー派の方が非常に増えているといいます。
都会のスピード感ある生活の中では、効率を重視するあまり、ゆっくりとお湯に浸かる時間を削ってしまうのは、ある種仕方のないことなのかもしれません。
ですが、たとえどれほど忙しくても、どれほどコストがかかったとしても、私はあえて「毎日湯船に浸かること」を強くおすすめしております。
なぜなら、お風呂は単に体の汚れを落とす場所ではなく、私たちの心と魂をメンテナンスするための聖域だからです。
今回は、なぜ私たちが毎日湯船に浸かるべきなのか、その奥深いスピリチュアルな理由について、改めて詳しく、そして心を込めて解説してまいりましょう。
湯船には絶対毎日浸かるべきスピリチュアルな理由
とにかく浄化効果が圧倒的に高い
古来より、水というものは浄化の象徴でした。
神社の手水舎や、滝行、あるいは禊といった文化を見ればわかる通り、水には物理的な汚れだけでなく、目に見えないエネルギーの汚れを洗い流す力があると信じられてきました。
そして、この「水」が「お湯」になったとき、その浄化のエネルギーはさらに数倍、数十倍へと膨れ上がります。
熱というエネルギーが加わることで、水の分子が活性化し、私たちのオーラにこびりついた邪気や他人の念、日々のストレスによる重たい波動を強力に剥がし取ってくれるのです。
私たちは、一日外で過ごすだけで、気づかないうちに様々なエネルギー的な影響を受けています。
満員電車のどんよりした空気、職場のギスギスした人間関係、SNSで目にしたネガティブな情報……これらは、目に見えない塵のように私たちの精神に蓄積していきます。これをシャワーだけで流そうとするのは、例えるなら「汚れた布を表面だけサッと水で流す」ようなもの。
一方で、お湯に全身をゆったりと浸ける行為は、いわば魂の洗濯です。
毛穴が開き、体の芯から温まることで、内側に溜まったネガティブなエネルギーが汗と共に外へと排出され、お湯の中に溶け出していきます。入浴後にふっと体が軽くなる感覚があるのは、単に疲れが取れただけでなく、あなたのエネルギーが本来の輝きを取り戻した証拠なのです。
不感の温度で明日への活力をチャージするため
入浴によるスピリチュアルな恩恵を最大限に受け取るためには、温度の設定が非常に重要な鍵となります。私が特におすすめしたいのが、いわゆる不感の温度での入浴です。
不感の温度とは、人間の体温に近い35〜37℃前後の温度帯を指します。
お湯に浸かった際、熱いとも冷たいとも感じず、まるでお湯と自分の皮膚の境界線が溶けてなくなるような感覚を覚える温度です。
実はこの温度帯こそが、明日への活力となる熱のエネルギーを内側から沸々と湧き上がらせるのに最適な環境なのです。
熱すぎるお湯は、交感神経を刺激し、体力を消耗させてしまいます。
しかし不感温浴であれば、体への負担が極めて少なく、副交感神経が優位になります。
このとき、私たちの魂はもっともリラックスした状態になり、宇宙や自然界から供給される根源的なエネルギーを受け取りやすい受容的なモードへと切り替わります。
活動するためのエネルギーは、無理に絞り出すものではなく、深いリラックスの中で自然と湧いてくるものです。
この温度帯でじっくりと体を休めることで、高血圧や不眠症の改善が期待できるだけでなく、霊的なレベルでもエネルギーの再充電が行われ、翌朝には「また頑張ろう」という前向きな意欲が自然と満ちてくるはずですよ。
自分自身と繋がる、質の高い瞑想の時間となるから
現代社会を生きる私たちにとって、完全に「一人きり」になれる時間は意外なほど少ないものです。
家族、同僚、友人、そして絶え間なく情報を送り届けてくるスマートフォン。私たちは常に外側の世界と繋がり、神経を張り巡らせています。
しかし、入浴の時間はどうでしょうか。
多くの場合、浴室は誰にも邪魔されない個室であり、あなたと、水と、静寂だけが存在する空間です。これほどまでに質の高い瞑想に適した場所は、他にはありません。
「ふう、今日も疲れたなあ。」
そう吐き出して湯船に身を委ねたとき、ぜひ一度、静かに目を閉じてみてください。
そして、意識を外側の出来事から、自分の内側へと向けてみましょう。
お湯に触れている肌の感覚
ゆっくりと上下する胸の鼓動
浮力によって重力から解放される体の感覚
これらを感じるだけで、立派な瞑想になります。
水は情報を記憶し、伝達する媒体でもあります。
温かいお湯に包まれながら自分と対話することで、日々の喧騒でバラバラに散らばっていた意識が自分の中心(ニュートラル)へと戻り、精神的な安定感を取り戻すことができるのです。
浮力がもたらす、良質なアイディアの創造
古くから、偉大な発明家や哲学者がお風呂の中で素晴らしいアイディアを閃いたというエピソードは枚挙にいとまがありません。
アルキメデスが「エウレカ(分かった)!」と叫んだのも、まさに浴槽の中でした。
これは、リラックス効果によるものだけではありません。
物理的な浮力、私たちの霊的な能力に大きく作用しているからです。
お湯に浸かると、体は浮力によって支えられ、体重は約10分の1にまで軽減されると言われています。
この重力からの解放は、肉体だけでなく、私たちの「思考の枠組み」をも解放してくれます。
私たちの脳は、常に重力に抗って体を支えるために膨大なリソースを使っていますが、入浴中はそのリソースが解放され、直感やイメージを司る右脳が活性化しやすくなるのです。
肉体が浮力に包まれるとき、同時に人の想像力やインスピレーションの源泉も刺激されます。
ガチガチに固まった固定観念がふんわりと解け、普段なら思いつかないような斬新なアイディアや、抱えていた問題の解決策が、お湯の波紋のように自然と浮かび上がってくることがよくあります。
もし、何かに行き詰まっているのなら、机に向かって悩むよりも、一度お湯に浮かんでみることをおすすめします。重力を忘れたその瞬間に、宇宙からのメッセージが届くかもしれません。
入浴効果を更に高めるためには
せっかく毎日入浴するのであれば、いくつかの小さな工夫を加えて、さらにそのスピリチュアルな効果を高めてみましょう。
・天然塩を入れる
粗塩やエプソムソルトをひとつかみお湯に入れることで、浄化の力は飛躍的に高まります。塩は負のエネルギーを吸着して封じ込める力が強いため、特に「今日は嫌なことがあったな」と感じる日には最適です。
・キャンドルを使う
浴室の電気を消し、キャンドルの炎を見つめながら入浴すると、脳波がアルファ波になりやすく、より深いリラックス状態へと導かれます。
・水への感謝
お湯に浸かる際、「いつも温めてくれてありがとう」「浄化してくれてありがとう」と心の中で唱えてみてください。水は意識の波動に反応します。感謝の気持ちを伝えることで、お湯の質そのものが柔らかく、癒しに満ちたものへと変化するでしょう。
最後に
「お風呂に入る」という、日本人にとって当たり前の習慣。
しかし、その中にはこれほどまでに豊かで深い精神的な意味が込められています。
シャワーは「表面」を洗うものですが、湯船は「内面」を洗うものです。
水道代や時間の節約も大切かもしれませんが、それ以上に、あなた自身の魂の純度を保ち、毎日を健やかに生きるための投資として、これほど安上がりで効果的な方法はありません。
忙しい日々だからこそ、あえて立ち止まり、温かいお湯に包まれる時間を自分に許してあげてください。それは、あなた自身を大切に扱う自己愛の最も基本的な行為なのです。
今夜は、少しだけ贅沢にお湯を張って、心ゆくまで浄化と充電をしてみませんか?
